戸建て？マンション？それぞれのメリットとデメリットを比較する
本記事では、戸建てのほうがよいのか、マンションにしたほうがよいのかで悩まれる方が多いため、それぞれのメリットとデメリットを比較しています。
マンションから戸建てに住み替える
家を購入しようと思った時に迷うのが「戸建てか？マンションか？」という問題です。一般的な記事では、主に首都圏の物件の価格や広さの平均値などを基に比較しています。
しかし、実際にお聞きするマンションから戸建てへ住み替えたいというお客様の声は、そこから生活のレベルにまで踏み込んだ内容が非常に多いため、よくあげられる3つの問題をご紹介していきます。
マンションの間取りの問題
賃貸マンション、分譲マンションに関わらず、戸建てを検討する方の多くの悩みが間取りの問題です。悩みには次のようなものがあります。
手狭になった
3LDK・4LDKという間取りは同じでも、マンションは戸建てに比べて面積が狭いです。収納スペースや玄関、水回りが狭くなる傾向にあります。子どもが一人で小さい時は十分だった広さも、大きくなって物が増えたり、子供が増えたりすると使い勝手が悪いと感じる場合が多いようです。
玄関が狭くて暗い
マンションの玄関は戸建てに比べて狭いです。家族の変化や子どもの成長に合わせて靴の量が増えたり、購入時は気にしていなかった玄関の狭さや暗さが不満に思えてくることが多いようです。毎日使う玄関にストレスを感じ、イライラを抑えないといけない暮しになるのは避けたいものです。
マンションの音の問題
集合住宅には音の問題があります。現在のマンションは防音対策がしっかりできている物件もありますが、やはり十分ではない物件のほうが多く、上下階の音が気になる場合も少なくありません。
戸建てに住み替えたいと考えている方の多くは、音そのものより「音を気にする生活」に不満を抱えています。子どもは元気に走り回ります。しかし、思いっきり遊ばせてあげたい気持ちとは裏腹に、「静かにしなさい。迷惑になるでしょう。」と叱らなければならないことに嫌気がさすようです。
マンションの組合・管理費の問題
戸建てに住んだ場合でも、町内会や子供会などの地域のコミュニティーへの参加はありますが、マンションに関しては組合があり定期開催されます。共有部分の修繕計画などを含めて細かいことを入居者で決めるのですが、このような集まりにもストレスを感じてしまう方が多いようです。
修繕積立金は、築年数が古くなり都度の改修などによって徴収額も高くなります。所有しているにも関わらず、駐車場代や修繕積立金が月々の費用として負担になっている点も不満に思われています。
まとめ
最後に、一般的にいわれる戸建てとマンションのメリットとデメリットを表にします。
| マンション | 戸建て | |
| 立地 | 交通の利便性が高い場所が多い | 交通の利便性の高い土地は高い |
| 日当たり | 窓の向きや数が限られるため部屋によって大きく変わる | 注文住宅であれば風通しや日当たりを考慮して設計できる |
| セキュリティ | エントランス・エレベーター・管理人・防犯カメラなど充実している | マンションに比べると低層で死角も多く空き巣に狙われやすい面がある |
| 騒音 | 外の音は遮断できることが多いが、上下階からの足音が響くケースもある | 近隣への騒音は気にしなくて良いが、住宅によっては建物内で音が響く傾向の家もある |
| 管理 | 清掃・修繕もすべて管理会社が代行 | 全て自主管理しなくてはならない |
| リフォーム | 管理規約の制限がある場合もある | すべて自由にリフォームできる |
| 資産価値 | 利便性がよければ価値が維持されやすいが、利便性が悪ければ価値も落ちる | 建物によって耐用年数に差が生じるが、土地は資産として計算しやすい |
| 維持費 | 管理費・修繕積立金が毎月2~3万ほどかかる | 約15年に一度、塗装・防水工事が必要になる |
本記事では、戸建てのほうがよいのか、マンションにしたほうがよいのかで悩まれる方が多いため、それぞれのメリットとデメリットを比較しました。
金銭的な損得、利便性、広さなどの一般的に言われるようなことではなく、マンションの不満は暮らしの中に潜んでいることが多いです。しかし、マンション購入後、住宅ローンの残債が残っている状態での住み替えは簡単ではありません。
もし、戸建てかマンションかで購入を迷っている場合、ご自身がどのような暮らしをしたいかで判断するのは重要なポイントと言えるでしょう。それぞれにメリットとデメリットがありますが、戸建ての持ち家に関心がある方は福岡工務店もしくは熊本工務店をご覧ください。