【47都道府県のエリア情報】静岡県の地価

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富士山を望む町

近年、移住という言葉が多く聞かれるようになり、いま暮らしている場所から県内外の別の場所へ移り住む方も増えています。

そこで、47都道府県について住宅用地の土地価格を中心としたエリア情報をまとめ、発信していきます。

本記事では、静岡県の地価や坪単価をご紹介します。

 

 

静岡県はどんな土地?

静岡街並み・駿府城公園・静岡駅周辺

静岡県は、人口が約356万人(2025年4月に国土地理協会が調査)で、全国で10番目に人口の多い都道府県です。

東西に広がる県土は静岡市や浜松市といった都市部に集中しつつも、伊豆・富士山麓・中山間地など多様な居住環境が点在しています。

立地面では東海道新幹線や東名高速道路が横断し、首都圏と中京圏を結ぶ交通の要所であり、物流や観光の拠点としても発展しています。

気候は温暖で日照時間が長く、駿河湾や遠州灘の影響で冬も比較的穏やかですが、夏は蒸し暑く台風の影響を受けやすい地域もあります。

風土としては富士山の湧水や茶畑、柑橘類の栽培が象徴的で、自然と共生した暮らしが根付いています。

沿岸部は平坦地が多く利便性が高い一方、内陸は傾斜地や山間部が多く、住環境の選択肢が幅広いのも静岡県の土地の大きな特徴です。

 

静岡県の地価比較

静岡県の地価イメージ

公示地価、基準地価の総平均を基にした静岡県の直近10年間の地価推移は、以下の様になっています。

㎡単価坪単価前年比
2016年8.728.7-
2017年8.728.7±0%
2018年8.728.7±0%
2019年8.728.8+0.4%
2020年8.728.7-1.0%
2021年8.628.4-1.0%
2022年8.628.3-0.3%
2023年8.628.4+0.3%
2024年8.628.5+0.3%
2025年8.728.8+1.0%

このように、静岡県の直近10年間の地価は緩やかな下降傾向が続いていました。

しかし、住宅地は令和6年までの16年連続の下落から、令和7年には下落を脱して横ばいに転じたと報じられています。

また、商業地や工業地も令和6年頃を境に、上昇に転じています。

※公示地価も基準地価も、公的機関が公表した土地価格の目安です。実際に取引された土地価格(実勢価格)とは異なるためご注意ください。

 

静岡県の住宅用地の平均坪単価

静岡県の住宅地の平均坪単価イメージ

2022年度~2024年度に住宅用地を目的として取引された、静岡県の土地4608件の平均坪単価は約25.8万円でした。

※住宅以外の用途に使われる土地や調整区域、面積が1000㎡を越える商業地・工業地は除外

 

静岡県の土地価格|最安値エリアTOP5 

春の桜と熱川の温泉街(静岡県・東伊豆町)イメージ

2022年度~2024年度の取引状況から見た「平均坪単価が安い」静岡県の市区町村TOP5は以下の通りです。

①賀茂郡東伊豆町

平均坪単価:約0.9万円

 

②御前崎市

平均坪単価:約4.0万円

 

③賀茂郡松崎町

平均坪単価:約5.1万円

 

④賀茂郡南伊豆町

平均坪単価:約5.4万円

 

⑤周智郡森町

平均坪単価:約6.4万円

 

静岡県の土地価格の安いエリアは、都市部から離れた位置にあり、交通の利便性が低く、人口減少が進む一次産業中心の地域という点が共通しています。

定住という視点では需要が多くありませんが、観光地としては魅力的なエリアです。

 

静岡県の土地価格|最高値エリアTOP5

夕暮れ時の静岡駅前イメージ

2022年度~2024年度の取引状況から見た「平均坪単価が高い」静岡県の市区町村TOP5は以下の通りです。

①静岡市葵区

平均坪単価:約51.5万円

 

②静岡市駿河区

平均坪単価:約43.6万円

 

③駿東郡長泉町

平均坪単価:約41.9万円

 

④熱海市

平均坪単価:約40.3万円

 

⑤三島市

平均坪単価:約34.2万円

 

静岡県の土地価格の高いエリアは、それぞれが静岡県内の主要都市、または地域の中心的な役割を果たしており、雇用機会や商業施設が充実しています。

たとえば、葵区は県庁所在地で、駿河区も含めて東海道新幹線・JR東海道本線の静岡駅を中心とした交通の要衝となっています。

また、静岡市以外の伊豆・東部エリアは東京圏からの距離が比較的近く、通勤圏や別荘地・リゾート地としての需要もあります。

新幹線駅の存在と首都圏アクセスの良さ、都市機能の充実度が坪単価が高い共通の要因と言えるでしょう。

 

まとめ

熱海のリゾート地、熱海サンビーチイメージ

本記事では静岡県の地価や坪単価をご紹介しました。

静岡県は日本で10番目に人口が多い県です。近年までは地価の穏やかな下落が続いていましたが、令和6年頃を境にゆるやかな上昇を始めています。

地価の高い人気エリアは東京圏へのアクセスも良く、新幹線を使えば1時間もかからずにアクセスが可能です。

これまでにご紹介してきた他県と比べると、土地の価格は抑えめであることから、住宅そのものにこだわった建築が可能になるでしょう。

次回以降の都道府県情報も、ぜひ参考にしてください。

 

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