【プランターで夏野菜を育てよう! 】はじめての方に簡単解説 !
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ゴールデンウィークの季節は夏に収穫できる夏野菜の植え付け時期です。ホームセンターですべて揃うグッズでベランダや玄関周りで楽しく夏野菜を育ててみましょう。
この記事では最低限必要なものの準備や知識に加え、日差しが強く、風が強い高層化のマンションのベランダでも育やすいミニトマト、ナス、ピーマンの育て方のポイントを解説します。
集合住宅のベランダでのプランター栽培で気を付けること
一戸建ての庭先で野菜を育てる場合は、特に気にすることはありませんが、アパートやマンションのバルコニー、ベランダで栽培する時にはいくつか注意ポイントがあります。
避難通路の妨げにないように気を付けましょう
まず、集合住宅ではベランダは避難用の通路として共用スペースに位置付けられていることがほとんどです。隣との仕切りは緊急時容易に破壊でき、2階から上階まで避難梯子がついている部屋のベランダまで移動できるようになっています。したがって隣との仕切りをふさぐような位置や、避難梯子の上や上階から避難梯子が下りてくる位置には物は置かないようにしましょう。
ベランダが野菜の栽培に適した環境かを再度チェックしましょう。
夏野菜は日当たりが良く風通しが良い環境を好みます。
少しでも長く日が当たる場所に置くようにしましょう。
また、手すりが邪魔して日が当たりにくい場合はフラワースタンドなど高さを作って日が当たるよう工夫しましょう。
高層階で風が強い場合は風よけネットなどを取り付けてあげましょう。
水やりで下階に迷惑がかからないか細心の配慮を
プランター栽培は乾燥しやすいのでしっかり水やりをしないといけません。
ただしベランダでの水やりには十分な注意が必要です。手すりにかけられるタイプのプランターもありますが下階への配慮を考えると掛けない方が無難でしょう。
また床面の防止状態や排水口の位置や状態も今一度確認しましょう。
ベランダの使用に関する管理規約がある集合住宅もあります。トラブルにならないためにも事前に把握しておくことは大切です。
プランター栽培で準備するもの
コンテナ(プランター)
プランターには長方形のものや丸鉢、角鉢、不織布のものなどいろいろあります。設置するスペースや野菜の種類に適したプランターを選びましょう。野菜は成長するだけ根も張りますので土がたくさん入る大きくて深いプランターの方がより大きく育ちますが移動が大変になるので、持ち上げられる程度の適度な大きさのプランターを選ぶようにしましょう。
葉菜類は小さなプランターでも十分収穫量できます。
小型タイプ (容量6~10L)
※ベビーリーフ・パセリ・ルッコラ・バジル・イタリアンパセリ・芽ネギ等
高さが低く、少量作る葉もの野菜などに最適
長方形タイプ 20~40㎝
鉢タイプ 口径が18~21㎝(6~7号)※1号は3センチ換算
標準タイプ(容量12~20L)
収穫までの期間が短く、高さの低い野菜に最適
※ホウレンソウ・コマツナ・シュンギク・リーフレタス・チンゲンサイ・ラディッシュ等
長方形タイプ/60~65㎝
鉢タイプ/口径が24~27㎝(8~9号)
大型タイプ(容量30~40L)
栽培期間が長く、大きくなる実もの野菜や葉もの野菜に最適
※キャベツ・トマト・ナス・ピーマン・キュウリ・エンドウ・ブロッコリー等
長方形タイプ/85㎝
鉢タイプ/口径が33㎝以上(11~12号)
深型タイプ(容量20~30L)
根もの野菜や大型野菜の1株植えに最適
※トマト・ズッキーニ・ナス・キュウリ・ダイコン・サトイモ・ジャガイモ等
長方形タイプ/幅35㎝ 深さ35㎝以上
鉢タイプ/口径が 直径30㎝以上・深さ30㎝以上(10号以上)
土
野菜が良く育つ土は基本的に草花を栽培するのと同じと考えてよいでしょう。
水はけがよく通気性があって、有機質に富み、適度な保水性がある土です。プランター栽培では毎日の水やりで土の表面が固まって通気性が悪くなる傾向がありますので、水はけと通気性は大切です。
もちろん育てる野菜によって適した土のブレンドをすることが望ましいですが、とりあえず野菜を作ってみたいという初心者の方は、市販の培養土で十分です。袋に適した野菜の種類や絵が描いてありますのでそれを選べば良いでしょう。
プランターの場合は培養土の下に鉢底石を入れて水はけを良くします。発泡スチロールの破片などでも代用できます。
プランターの底に底上げ網がついているものは鉢底石は不要です。また、底に石がこぼれてしまうような穴の開いた鉢タイプのものには土の流出と防虫のために鉢底ネットを敷きましょう。
不織布の入れ物は不要な時は畳んで片付けられ、また布全体から水をし生み出しますので鉢底石なども必要ありません。穴もないので防虫効果もあり便利でしょう。
肥料
大きな畑にはたくさんの肥料や微生物が住んで作物に良いバランスをとっていますが、プランターはあくまで人工的な小さな畑です。
葉や茎に必要な窒素、花や実に必要なリン酸、根にはカリリウム(カリ)、などの養分が必要ですがプランター栽培ではどうしても不足がちになるので、株の元気を保ち、実付きを良くするためには肥料を与えることが必要です。
肥料には大きく化成肥料と有機肥料があります。化成肥料は即効性があり、有機肥料は緩効性です。また有機肥料は臭いがするものもあります。化成肥料は窒素、リン、カリがバランスよく配合された通称サンパチと呼ばれるものを購入すれば間違いはないでしょう。袋に「8-8-8」の表記がされています。
肥料のやり方も元肥と追肥があります。元肥は種まきや苗植えの前に土に混ぜ込んでおくもので、緩効性肥料が主に使われます。
追肥は野菜の成長に合わせて主に化成肥料や液肥を与えていきます。
液体肥料も即効性がありますので薄めるタイプのものは水やりを兼ねて液肥を1000倍など薄めて与えます。
その他
ホームセンターなどでは家庭菜園に必要なものは一式そろえることができるでしょう。
茎を支える「支」」や、茎を支柱に結ぶ(誘引)時に使う「麻紐やラフィア」、「じょうろ」などは最低限そろえておいた方が良いでしょう。
ミニトマトの育て方
- ・苗の植え付け時期/ 5月上旬
- ・収穫時期/ 7月から9月半ば
- ・プランターサイズ/ 大型・大型深型
〈ポイント〉
- ・初めての方は支柱がしっかり立つ深型のプランターを選び、1苗から始めてみましょう。
・ミニトマトは花房が下から10段程つき房のように実がなります
・苗選びのポイントは節間が詰まり花芽がついているものです
・一番花が咲き始めるころに植え付けます
・ポットの土がついたまま深植えは避け、株元を軽く押さえて植え付けたっぷり水をあげます。
・雨や多湿を嫌うので梅雨時期は雨が直接当たらないところに置きます。
・第一花房から下のわき芽はつみとり上は摘まずに放任します。
・支柱は1本でも大丈夫ですが、枝が横に伸びるので、中心に寄せて支柱に結ぶといいでしょう。
・高層階のベランダで虫が飛来しにくい場所では確実に見えおつけるために支柱をたたき人工授粉をします。
・1段目の果実が膨らみだしたら化成肥料を10g程度与え3週間に1回の価格であげると良いでしょう。
・開花後40~45日で収穫できます。熟した実から順次収穫します。
ナスの育て方
- ・苗の植え付け時期/ 5月上旬
- ・収穫時期/ 6月中旬から10月半ば
- ・プランターサイズ/ 大型・大型深型
- 〈ポイント〉
- ・成長したら高さ1m幅70㎝くらいになりますのでゆとりある場所で育てましょう。
- ・ひょろひょろしていないがっちりした苗を選び十分に気温が上がってから植え付けましょう。
- ・植え付け時にも苗がぐらつかないように仮支柱を立てると良いです。
- ・植え付けたらたっぷり水を上げましょう。
- ・1番花の開花前後に枝を整理します。主枝と1番花のすぐ下のわき芽2本を育てる3本仕立てにします。
- ・高温を好みますが、乾燥に弱いので水切れには十分気を付けます。
- ・枝がY字に拡がっていきますのでそれをサポートするように支柱を追加します。
- ・開花後20~25日で収穫できますが、最初の実は小さなうちに切り取り株を弱らせないようにします。またその他の未熟な実は早めに切り取っていきます。
- ・収穫が始まってからは肥料を途切れさせると実付きが悪くなるのでタイミングよく追肥します。
ピーマンの育て方
- ・苗の植え付け時期/ 5月いっぱい
- ・収穫時期/ 7月中旬から10月半ば
- ・プランターサイズ/ 大型・長方形のサイズのものでもOK
- 〈ポイント〉
- ・成長したら高さ50㎝、幅30㎝ほどになります。長方形のサイズの場合は20㎝以上の幅で2株植えても良いでしょう。
- ・本葉10枚前後で全体ががっちりして茎が太く1番花がついた苗を選びましょう。
- ・ 高温性の野菜なので気温が十分高くなり1番花が開花するころに植え付けます。日当たりに良い場所委に置き生育期間中に「肥料切れしないように注意します。
- ・ 植え付けて2~3週間後株が大きくなったら1番果の上で枝分かれした2本の枝を支柱を立てて支えます。
- ・梅雨時期に雨にあたると落花しやすいので軒下などに置き直接雨に当てないようにしましょう。
- ・1番果がついたら化成肥料を月2回程切らさないように与えて育てます。
まとめ
夏野菜のプランター栽培はとっても簡単です。支柱を立て、しっかり水と適度な肥料さえあげていればおいしい野菜が収穫できるでしょう。まだ野菜を育てたことがない方は今年のゴールデンウィーク是非挑戦してみてください。
WOWHoldingsは福岡、熊本で高性能な注文住宅を建築しています。家づくりをお考えの方は下のリンクより福岡工務店・熊本工務店のホームぺージをご覧ください。
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